マルイのDXとは
経営ビジョン
自社のビジネス状況について
首都圏を中心とした営業店舗および全国各地の営業拠点で事業を展開

景気動向、経済状況の変化、人口減少等、個人消費の低迷をもたらす市場の変化をはじめ、競合の発生、EC市場の拡大、 シェアリングエコノミーの台頭などにより店舗の入店客数や取扱高が減少するリスクがある。
業態別販売額(2000年=100)

デジタル技術の台頭による自社に与える競争環境への影響

生産年齢人口推移

技術革新S字カーブ

無形投資平均倍率(無形投資/有形投資)

自社のビジネス状況について

今後の方向性
- ①将来世代との共創を通じて、社会課題の解決と収益を両立
- ②店舗とフィンテックを通じて、「オンラインとオフラインを融合するプラットフォーマー」をめざす
- ③人材、ソフトウェアに加えて、新規事業、共創投資への無形投資を進めることで、知識創造型の企業に進化
- ④ステークホルダーをボードに迎え、「利益と幸せの調和」に向けた共創経営を推進

DX戦略
売ることを目的としないオンラインとオフラインを融合したリアルならではの価値を追求するため、「売らない店」「イベントフルな店」への転換
売らない店
店舗=「オンラインとオフラインの融合」のプラットフォーム
・ネットサービス、ストアフロント型のEC、D2Cブランドなどの独自のテナントを導入
・22社の共創投資先と201名の共創チームで取組みを促進



イベントフルな店
オンラインとオフラインをつなぐさまざまなイベントを創出
イベントが来店同期になる楽しい店づくり
・アニメ事業や新規事業のイベントを開催(アニメ・ゲーム、食、コスメ、ソーシャル関連)
・フィンテックと連携し、マルイ以外の全国商業施設でも展開できるよう事業化
【21年3月期事例】


マルイウェブチャネル
オンライン連動や専門人材の登用によって進化
イベント型EC
・店舗と連動したイベント型のECを拡大
デジタル人材拡充によるUI進化
・専門人材を中心とするUI担当の新設による訪問客数増加、CVR向上
組織づくり・企業文化・人材育成の方策
小売、フィンテック、未来投資の三位一体のビジネスモデルと無形投資の促進を通じて、知識創造型のビジネスへの進化を目指す

人材への投資
単年度の損益項目から中長期的に企業価値向上につながる項目を「人的資本投資」として再定義
人的資本投資の内訳(22年3月期)

進化のために必要な人材のギャップを埋める

求める人材
「プロデュースbyデジタル」
デジタルの力を活用して新たなビジネスをプロデュースできる人
「プロデュースbyデジタル」人材の構成要素

人材投資の具体例
・Mutureによる専門人材の採用
2022年4月、UXデザインの先進企業であるグッドパッチ社との合弁会社Mutureを設立し、 高度な専門人材の採用を開始。丸井のOMEMIEの開発に貢献しています。
・テック系組織の開発を推進
組織全体をアジャイルな組織へと変革

・デジタル研修・アプリ甲子園への参加
DX研修


戦略の達成状況に係る指標
小売
SC型のビジネスモデルへの転換
前中計期間中に定借化による店舗の構造改革が進み、飲食・サービスなどの非物販カテゴリが拡大
